バースト防止!タイヤの空気圧を適正に保つコツ3選

プロフィール
purosaku24

コンパクトカー・スポーツカー・大排気量セダン・商用車など、今まで7台の車に乗ってきました。
車を改造し過ぎてすぐに壊したり、調子に乗って事故を起こしたりと、失敗もたくさんしてきました。
大学では自動車部に所属、車の整備・改造はもちろん、レーシングカートをしたり、峠やドリフトなどストリートに参加したりしていました。
現在、商用車のトヨタサクシードに乗っています。
過去にはプロショップのレース車で、サーキット走行会や耐久レースにドライバーとして参加するなど、経験を積んできました。
このような経験や知識を活かして、少しでも皆様のお役に立つ情報を発信していきたいと考えています。

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  • 貨物車のタイヤ空気圧は乗用車と同じでOK?
  • スタッドレスタイヤで空気圧高めは問題ない?
  • インチアップ後はメーカー指定空気圧で良いの?

このような疑問にお答えします。

この記事の内容

  • スタッドレスタイヤの空気圧が高過ぎるのはNG
  • インチアップ後は空気圧を高くする必要あり
  • 貨物車用のタイヤは指定空気圧が高い

私はサクシードを仕事とプライベートで使用しており、月平均1800キロ、年間2万キロ弱走ります。

実走で得られた情報や実績を当ブログで発信しています。

今回はタイヤの空気圧を適正に保つコツ3選についてご紹介しようと思います。

スタッドレスタイヤの空気圧が高過ぎるのはNG

スタッドレスタイヤで高過ぎる空気圧(指定空気圧から2割以上高い)はNGです。

スタッドレスタイヤは雪や氷に対するグリップ力が大切で、高過ぎる空気圧はグリップ力の低下を招く可能性があるためです。

タイヤの空気圧を高くし過ぎると、タイヤは風船のように膨らんでしまい、地面と接する面積が小さくなることでグリップ力が低下します。

接地面積とグリップ力は基本的には比例するので、夏タイヤでも高過ぎる空気圧はグリップ力の低下に繋がるのですが、雪や氷など元々滑りやすい路面で使うスタッドレスタイヤは特に注意が必要です。

普段は高めの空気圧で燃費を稼ぐ一方、積雪や凍結の際はタイヤの空気を少し抜いてグリップ力重視のセッティングに変えるなど、工夫すると良いのかもしれません。

スタッドレスタイヤで高過ぎる空気圧(指定空気圧から2割以上高い)はNGです。

インチアップ後は空気圧を高くする必要あり

ホイールとタイヤをインチアップした場合は、指定空気圧よりも高くする必要があります。

タイヤの扁平率が下がり、タイヤ内の空気量が減ることでタイヤが重さに耐えられる力(耐荷重)が減るので、空気圧を高くしその分を補ってあげる必要があるためです。

タイヤの外径が変わるとスピードメーターが狂うため、インチアップを行う場合はタイヤを薄くして外径が大きく変わらないようにします。

タイヤの厚さと幅の比率を扁平率と言い、扁平率が低いほど必要な空気圧は高くなります。

純正タイヤの指定空気圧のままなど、空気圧が不足した状態で走行すると、タイヤが偏磨耗したりバーストする可能性が高くなります。

ホイールとタイヤをインチアップした場合は、純正タイヤの指定空気圧よりも高く入れることが必要です。

貨物車用のタイヤは指定空気圧が高い

トラックやバンなどが履く貨物車用のタイヤは指定空気圧が高いので注意が必要です。

トラックやバンなどの貨物車は、重い荷物を載せることが想定されており、貨物車用のタイヤは高い空気圧で重量を支える設計になっているためです。

タイヤの側面(サイズや銘柄が書いてある面)に6PRや8PRといった表記があるものは貨物車用のタイヤになります。

PRはプライの意味で、6などの数字はタイヤのサイドウォール(側面)に貼りつけられるプライの枚数です。

6PRよりも8PRのほうが重ねられているプライ数が多いので、強度があって重い重量にも耐えることができます。

このように、乗用車用のタイヤと貨物車用のタイヤでは、主にサイドウォール(側面)の設計が異なっており、貨物車用は空気圧が高い状態で重量に耐えれるように造られています。

車種により異なりますが、空気圧でいうと3キロ~3.5キロ以上入れることもあるので、乗用車のタイヤ空気圧と比べて大幅に高いことが分かります。

もし、貨物車用のタイヤに乗用車の指定空気圧で空気を入れたら、空気圧不足でパンクやバーストの危険さえあります。

トラックのタイヤが破裂するとものすごい爆発力があるように、トラックやバンなどが履く貨物車用のタイヤは指定空気圧が高いので注意が必要です。