このような疑問に、パール金属の鉄フライパンを日々の料理に使い続けて5年以上になる筆者がお答えします。
パール金属の鉄フライパンについて
パール金属の鉄フライパンは、様々なメーカーから販売されている鉄フライパンの中でも、コストパフォーマンスに優れた鉄フライパンだと思います。
26センチサイズの鉄フライパンが、アマゾンで1800円前後で購入出来るので、他の鉄フライパンと比べて安いと思います。
パール金属の鉄フライパンは、デザイン自体はとてもシンプルで、特に装飾なども施されていない無骨な感じのフライパンですが、それが逆にプロ用っぽい雰囲気を出していると思います。
テフロンコーティングが施されたアルミのフライパンと比べると、多少重量が重たく手入れの手間も掛かりますが、鉄フライパンならではのこんがりした焼き色や、鉄分の補給にもなるというメリットもあります。
鉄フライパンというと、食材がひっつきやすいとかすぐに錆びるなどマイナスイメージがあると思いますが、正しくお手入れをして使っていれば、一生物と言えるほどの高い耐久性があります。
使い始めの焼き入れ

鉄フライパンを初めて使う際には、必ず焼き入れという工程が必要です。
新品の鉄フライパンには、あらかじめ錆止めのコーティングや塗装がされており、それらを剥がす目的で焼き入れを行います。
焼き入れの具体的な手順は、ガスコンロの強火の炎で鉄のフライパンを高温に空焼きし、表面に付いたコーティングや塗装を焼き切ります。
鉄フライパンの表面から煙が出て、鉄の色が虹色に変色するまで空焼きを行い、これを少なくとも底面全体、出来れば側面まで行います。
鉄を高温に熱するには、家庭用のガスコンロではかなりの強火で行わなければならず、作業中はかなり周辺が暑くなります。
また、ガスコンロに安全センサーが装着されている場合は、鉄フライパンが高温になる前に火が弱くなってしまうので、うまく空焼きが出来ない原因となってしまいます。
その場合は、安全装置が無いカセットコンロで焼き入れを行うか、バーナーで直接鉄フライパンを炙るなどの方法があります。
また、単純に錆び止めのコーティングや塗装を剥がすという目的であれば、金タワシやヤスリなどで表面をゴシゴシ削っても良いでしょう。
焼き入れ後は、鉄フライパンの錆止め塗装が剥がれて鉄が剥き出しの状態となるため、錆びを防ぐ為にすぐに食用油などを薄く塗っておきます。
鉄フライパンを使い終わる度に、油を塗ってコーティングすることで、その油が段々と鉄フライパンに染み込み、食材を入れてもひっつきにくい鉄フライパンへと成長していきます。
使い方






食材がひっつかないための鉄フライパンの使い方は、①火に掛けて鉄に含まれる水分を飛ばす②油をひく③食材を焼く、という手順となります。
この手順を行う事で、コーティングされたアルミのフライパンと大差ないくらい食材がひっつきにくくなり、鉄フライパンが使いやすくなります。
①の使う前に火にかけて水分を飛ばす工程について、鉄はその素材の性質上、空気中の水分と結合するという性質があり、見た目には乾いているようでも僅かに水分を含んでいますので、その水分を熱する事で飛ばし、その後に油を入れても跳ねなくします。
大体250度付近まで熱すると、鉄フライパンに含まれる水分が完全に蒸発するようです。
安全センサー付きのガスコンロの場合は、メーカーや機種により多少の違いはあるかも知れませんが、大体250度付近で安全センサーが作動し火が弱くなる設計になっているので、強火にかけて火が自動的に弱くなったら、水分が完全に飛んだ合図と言えそうです。
②の油をひく工程は、少し多めに油を入れたほうが、食材がひっつきにくくなります。
洗い方

鉄フライパンを使った後の洗い方は、ステンレスたわしなどの固い物で、洗剤を使わず水またはお湯でゴシゴシ洗っていきます。
洗剤を使わない理由は、鉄フライパンに馴染ませた油が、洗剤の洗浄力によって剥がされてしまうのを防ぐためです。
鉄フライパンがまだ暖かいうちに、水と金タワシでゴシゴシ洗うと、大体の汚れは落ちていきます。
鉄フライパンは、コーティングされたアルミフライパンとは違い、表面に油以外のコーティングは何も無いので、金属タワシでゴシゴシ擦っても全く平気です。
どうしても落ちない焦げ付き汚れなどは、鉄フライパンの使い始めで行った時と同様に、高温で焼き入れを行うことで、焦げ付いた汚れを熱で焼き切る事が出来るので、鉄フライパンの表面をリセットする事が出来ます。
洗剤を使わないと気持ち悪いという場合は、たまに洗剤で洗うのは良いと思いますが、毎回のように洗剤で洗っていると鉄フライパンの油分が失われ、食材がひっつきやすい鉄フライパンになる可能性があるのでご注意下さい。
保管の仕方



金属タワシと水で洗った後は、鉄フライパンの表面に付いた水分を火に掛ける事で蒸発させ、油を薄く塗布して保管します。
洗った後の水分が付いたままの状態で保管すると、錆びの原因になります。
鉄フライパンを熱して水分を飛ばしただけでは、空気中の水分と反応してやはり錆びの原因になります。
まず、洗った後の濡れた鉄フライパンをコンロの火に掛け、大体250度になるまで熱する事で水分を完全に蒸発させ、水分が完全に蒸発したら、キッチンペーパーなどに油を染み込ませ、鉄フライパンの表面を油で薄くコーティングしていきます。
この油のコーティングが馴染む事で、徐々に食材がひっつきにくい鉄フライパンへと成長していきますが、油の種類はサラダ油でもゴマ油でもオリーブオイルでも、何でも良いので必ず塗るようにします。
鉄フライパンの熱が冷えたら収納する訳ですが、油で表面がテカテカのフライパンを、そのまま棚の中などに収納するのは、少し抵抗があるかもしれません。
実際に鉄のフライパンを使っていると、油のコーティングが害虫を引き寄せ、被害に合いやすいという事例もあります。
しかし、鉄フライパンは油を塗らないとすぐに錆びてしまいますので、収納する時に気になる場合は、鉄のフライパン自体を大きめの袋に入れて密閉する事で、そのような被害もある程度防ぐ事が出来ると思います。
筆者も、油でコーティングした鉄フライパンを袋に入れて収納していますが、今まで害虫被害には遭ったことがありません。
パール金属の鉄フライパンの良い点・悪い点
パール金属の鉄フライパンの良い点は、コストパフォーマンスに優れる事、悪い点は収納しにくい事です。
鉄フライパンの中では価格がリーズナブルですが、取手が長く収納しにくいです。
パール金属の鉄フライパンの良い点として、コストパフォーマンスに優れ、価格の割に造りがしっかりしているので、鉄フライパンとして十分に使用できます。
26センチサイズで実売価格が1800円前後なので、鉄フライパンとしては安く、また生産国が日本という点も魅力で、直接食材に触れるものなので日本製は安心感があります。
特に卵や肉などを鉄フライパンで焼くと、焼き目が香ばしくふっくら焼けるので、筆者としてはもうコーティングのアルミフライパンには戻れません。
反対に、パール金属の鉄フライパンの悪い点は、収納がしにくいことです。
収納がしにくい理由は、パール金属の鉄フライパンの取手部分が比較的長く、上に角度も付いているので、収納する時に広いスペースを必要とするからです。
また重量もアルミフライパンと比べると少し重たいので、高い場所に収納する際は気を付ける必要があります。

