このような疑問に、プロボックス・サクシード歴11年目の筆者がお答えします。
サクシード(プロボックス)の車検について
我が家のサクシード(プロボックス)の車検を通しました。
車検の満了日が近付いてきた為です。
我が家のサクシードは後期型の160系なので、全車4ナンバーの小型貨物車となり、車検は毎年あります。
毎年車検ですが、1回当たりの費用がお店に依頼しても6~8万円ほどと安く、費用だけで見れば2年毎の車検とあまり変わりません。
ユーザー車検を出来る方はさらにコストの圧縮が可能で、追加整備が無ければ4万円~6万円ほどで車検を通す事が出来ると思います。
ただ、費用面では乗用車と大差無くても、毎年車検に出す手間が掛かるので、その面ではデメリットと言えそうです。
整備内容
2015年式で走行距離10万キロ以上の、我が家のサクシードの車検内容をご紹介します。
ある程度年式が落ちて走行距離が増えた、プロボックス・サクシードの車検内容がどのようなものになるのか、参考になれば幸いです。
今回の車検は、車を購入したお店にお願いしました。
法定整備と点検の他、車検時の定番交換部品でもあるブレーキフルードとワイパーゴムの交換、そして予防整備でCVTフルードの交換もお願いしました。
また、お店のサービスでブレーキドラム塗装、シャシブラックによる下回りの防錆塗装、ブレーキパッドの研磨、タイヤの前後ローテーションも行って頂けました。
法定整備・点検


















法定整備・点検では、主にエアクリーナーの汚れ具合の点検や、前後ブレーキの分解・点検・清掃、また各ブーツの破損・オイル漏れの有無などを点検して頂きました。
これらの整備・点検項目は法律で細かく決まっています。
エアクリーナーは、約1年前に純正新品に交換していたので、エアブローによる清掃のみで特に問題はありませんでした。
ブレーキは基本的には問題無かったのですが、リアドラムブレーキのパッドとシューとブレーキドラムに若干の焼け跡があったので、サンドペーパーで研磨してもらいました。
そうすることで、ブレーキのタッチが良くなるようです。
また各ブーツ類の破損やオイル漏れも無く、特に異常はありませんでした。
私のサクシードは6年落ち走行距離約12万キロですが、状態は悪くないようで法定整備・点検では特に不具合はありませんでした。
追加整備



追加整備で、ブレーキフルードとワイパーゴムの交換、そしてCVTフルードの交換を依頼しました。
故障しない為の予防整備と燃費向上の為です。
ブレーキフルードとワイパーゴムは、車検時の交換部品として定番ですが、CVTフルードは交換する事が少ないかも知れません。
私のサクシードは、約1年前にトヨタ純正のCVTフルードで全量交換しており、現状で特に不具合はありません。
今回はトヨタ純正のCVTフルードではなく、ワコーズのプレミアムSというCVTフルードを使用し、全量交換ではなく、ドレンから抜けた分だけ新油を補充して交換する循環方式を採用しました。
今後、毎年の車検毎に循環方式でCVTフルードを交換し、CVTのメンテナンスをしようと思っています。
ワコーズのCVTフルードに交換後の感想は、今まで感じていた低速でのギクシャクした動きが少なくなり、スムーズに走るようになりました。
その他の整備








その他の整備として、シャシブラックによる下回りの防錆塗装、ブレーキドラムのシルバー塗装、タイヤの前後ローテーションを行いました。
これらの整備は、特にこちらからお願いしたものではなく、車検をお願いしたお店がサービスでしてくれました。
改めて、車検に出すお店選びの大切さを実感しました。
こちらから特に何も言わなくても、気が付いて処置をして下さるので、安心できます。
書類だけで車検を通すのではなく、きちんと整備して車検を通してくれるので、とても信頼出来ます。
車検費用
今回の車検費用は、法定整備・点検、追加整備、税金その他全て含めて約65000円でした。
法定費用だけで追加整備をしなければ、5万円前後の金額になっていたと思います。
追加整備の費用は、ブレーキフルードの交換が部品と工賃で約4000円、ワイパーゴムがフロントの2本のみ撥水タイプで約3000円でした。
CVTフルード交換は、ワコーズのプレミアムSというCVTフルードを使用し、1リットル当たり1800円のフルードを3リットル使ったので、約6000円でした。
金額的には、毎年車検となるので安くも高くもない印象ですが、毎年車検で点検を受けることによって、故障箇所の早期発見などに繋がることもあり、メリットもあります。
車検を受ける手間は掛かりますが、定期的にメンテナンスをして長く同じ車に乗り続けたい方にとっては、毎年車検も悪くないのかもしれません。