このような疑問に、仕事やプライベートで毎日のようにコインパーキングを利用する筆者がお答えします。
繰返しと1回限りと当日限り

コインパーキングの最大料金には、繰返し・1回限り・当日限りという、3種類の適用条件が存在します。
この適用条件次第で、最終的に精算機で支払う駐車料金の金額が大きく変わってくるので注意が必要です。
一見すると何を表すのか、どういう意味なのか非常に分かりづらいと思いますが、現在日本中の様々な場所にあるコインパーキングのほぼ全てで、最大料金がある場合には繰返し・1回限り・当日限りの3種類の適用条件が実際に使われています。
特に、最大料金が設定されているコインパーキングで2日間や3日間など、長時間に渡り車を停めておく場合には、繰返し・1回限り・当日限りの3種類の適用条件の違いをよく理解しておかないと、想像をはるかに超える金額の駐車料金を請求される可能性があります。
コインパーキングの利用時間が30分間や1時間など、最大料金が適用されない範囲の短時間利用であれば、これら最大料金の適用条件に関する話は関係ないのかも知れませんが、最大料金を利用する可能性が少しでもある場合は、事前に知っておいて損はない情報だと思います。
繰返し

それでは、1つ目の最大料金の適用条件である「繰返し適用」について解説していきます。
コインパーキングにおける最大料金の適用条件を深く理解する事で、本当に駐車料金がお得なコインパーキングを見極める事が出来るようになります。
繰返し適用は、最近のコインパーキングの料金体系が分かりづらいとの消費者の声を受け、多くのコインパーキングで採用されている適用条件で、他の適用条件と比較すると最も駐車料金が割安となる適用条件です。
具体的な例では、24時間最大料金が500円のコインパーキングに午前8時から車を停めた場合、翌日の午前8時までの駐車料金は24時間最大料金500円の500円のみが駐車料金として請求されることになりますが、最大料金の適用条件が繰返しの場合は、このサイクルが繰返して適用されることになります。
よって、上記の例でさらに翌々日の午前8時まで丸2日間車を停めた場合でも、駐車料金は24時間最大料金500円×2の1000円が請求されることになります。
先にご紹介した繰返し・1回限り・当日限りという3種類の最大料金適用条件の中でも、最終的に支払う駐車料金が安くなりやすいのがこの繰返し適用という条件です。
1回限り

次に、2つ目の最大料金の適用条件「1回限り」について解説します。
この1回限りという適用条件は、先に解説した繰返し適用とは異なり、駐車料金が予想外に高額となりがちな適用条件なので注意が必要です。
最近では、その分かりにくさと高額な駐車料金から、コインパーキングを利用する消費者からクレームが多発し、この1回限りという適用条件を採用するコインパーキングは減少傾向にあります。
最大料金の適用条件1回限りとは、その最大料金が最初の1回目しか適用されないという意味の条件となります。
最大料金が最初の1回目しか適用されないというのはどういう事か、具体的な事例を元に解説します。
例えば、最大料金が24時間最大500円で午前8時から車を停めた場合は、翌日の午前8時まで駐車料金は500円で車を停める事が出来ます。
ここまでは、最初にご紹介した1つ目の適用条件である繰返し適用と同じであることが分かります。
大きな違いは、最大料金の適用条件が1回限りの場合は、ここで最大料金の適用が終了してしまうことです。
つまり、上記の例でさらに翌々日の午前8時まで車を停めた場合は、24時間500円の最大料金は適用されず、30分200円や30分100円などの通常料金が加算されていくことになります。
1回限りというのは、駐車1回につき最大料金が1回だけ適用という意味になるので、最大料金が1回適用された時点で一旦精算機で駐車料金を精算し、車を完全に出庫させた後、再度車を入庫させた場合は、また1回の最大料金が適用されます。
少しややこしい適用条件ですが、なぜこのような最大料金の適用条件を設定するのかというと、最大料金の適用回数を1回に限定することで、コインパーキングの長時間利用を意図的に抑制し、短時間での利用者を増やすことでコインパーキングの回転率を上げたいという狙いがあるようです。
もし、このような最大料金1回限りの適用条件を採用しているコインパーキングに長時間駐車される場合は、精算機や料金看板に記載されているコインパーキングの管理会社にあらかじめ駐車料金を確認して、納得した上で利用するか、もしくは最大料金の1回目の適用が終わった時点で、精算機で駐車料金を一旦精算して、再度車を入れ直すといった方法をおすすめします。
ここで重要なポイントは、精算機で駐車料金を一旦精算するだけではなく、車を完全に出庫させて再度入庫させるという事です。
車を完全に出庫させて入れ直すという行為をしないと、1回限りの適用条件がリセットされず、駐車料金を一旦精算する意味が無くなってしまうからです。
当日限り

最後に、「当日限り」という最大料金の適用条件について解説します。
当日限りという最大料金の適用条件も、特徴をよく理解しておかないとコインパーキングの駐車料金が思っていたよりも高額になる原因になります。
最大料金の適用条件「当日限り」とは、車をコインパーキングの車室に入庫させた日の当日24時を過ぎると、最大料金が適用されなくなる適用条件となります。
最近のコインパーキングでは、最大料金の適用条件が繰返しとなっていることがほとんどで、この当日限りという適用条件を採用するコインパーキングはかなり減ってきました。
当日限りが減少した原因は、コインパーキングを利用する消費者からのクレームが多発した為と思われますが、まだ完全に無くなった訳ではなく、一部のコインパーキングでは未だに当日限りの適用条件が採用されています。
この当日限りという適用条件は、よく仕組みを理解しておかないと、最終的にとんでもなく高額な駐車料金を請求される可能性があるので注意が必要です。
例えば、12時間最大料金が500円のコインパーキングに午後5時から車を停めた場合、当日の24時までは12時間最大料金500円が適用され、請求される駐車料金も500円となります。
しかし、日付が変わった翌日の午前0時以降は、最大料金が適用されなくなり、30分200円や30分100円などの通常料金が加算されていくことになります。
日付が変わった時点から最大料金の適用が無くなってしまうので、もし引き続き最大料金の適用を受けたい場合は、日付が変わる午前0時より以前に、精算機で駐車料金を一旦精算して車を完全に出庫させ、午前0時を過ぎて日付が変わってから再び車を入庫させることで、当日限りの適用条件でも2日間に渡って最大料金を利用することは可能です。
ここでの注意点は、精算機で駐車料金を精算するだけではなく、車を完全に出庫させてから日付が変わった後に再び車を入庫させるということです。
日付が変わる前に車を完全に出庫させ、日付が変わってから再度入庫させなければ、当日限りの適用条件がリセットされず、最大料金が適用されない原因となってしまいます。
料金が高額になる理由

最大料金の適用条件が1回限りや当日限りの場合、コインパーキングの駐車料金が思っていたよりも高額になる可能性があります。
最大料金の適用条件が繰返しの場合は、何度でも繰返して最大料金が適用されるので、看板に表記されている最大料金から大幅に外れた高額な駐車料金にはなりにくくなっています。
しかし、1回限りや当日限りの適用条件だと、最大料金の適用回数や適用タイミングに制限があり、その制限を過ぎたあとは30分200円などの通常料金が加算されることになります。
仮に30分200円だとすると、1時間では400円、1日ではなんと9600円にもなります。
この1回限りや当日限りという最大料金の適用条件は、その分かりにくさと駐車料金が高額になるなどのトラブルが頻発した事から、最近では採用しているコインパーキングは珍しくなってきてはいますが、完全に無くなった訳ではないので注意が必要です。
最大料金の落とし穴

長時間コインパーキングを利用する際には、駐車料金がお得になることが多い最大料金ですが、利用するにあたり注意すべき点がいくつかあります。
この注意点を知っておくことで、よりお得に確実に最大料金の恩恵を受けることができるようになります。
注意点の1つ目が、短時間利用では逆に損をする可能性があること、2つ目は、特定の車室番号のみ最大料金が適用されるケースがあること、この2点が最大料金を利用する上で注意すべき点となります。
この2点を意識していないと、利用時間によっては逆に料金が高くなってしまったり、最大料金が適用されないなどのトラブルに繋がる可能性があります。
コインパーキングを利用してしまった後で苦情を言っても、受け付けてもらえない事がほとんどなので、利用する前に確認する事が大事になってきます。
短時間利用では逆に損をする可能性がある

最大料金が設定されているコインパーキングでも、短時間利用の場合では逆に損をする可能性があります。
コインパーキングの料金設定は、その多くが30分200円などの通常料金と、24時間最大500円などの最大料金に分かれています。
いくら最大料金の設定があるとは言っても、コインパーキングを利用する時間が短時間であるならば、最大料金の恩恵を受けることはできません。
例えば、コインパーキングAが終日30分200円24時間最大500円の場合と、コインパーキングBが終日30分100円最大料金無しの場合、30分間だけ車を停めたい場合はどちらがお得になるでしょうか?
コインパーキングAの場合は駐車料金が200円となり、コインパーキングBの場合は駐車料金が100円となるので、答えは最大料金が無いコインパーキングBのほうが安いということになります。
最大料金の設定があるからお得、というのも完全に間違いではないのですが、利用する時間に合わせてコインパーキングを選ぶ事で、より安い駐車料金でコインパーキングを利用出来る可能性があります。
特定の車室番号のみ最大料金が適用されるケース

コインパーキングによっては、ある特定の車室番号のみ最大料金が適用されるケースがあります。
その主な目的は、コインパーキングの回転率と稼働率を上げるためです。
よくあるのは、車が停めにくい車室番号のみに最大料金が適用されるケースです。
車が停めにくい車室番号と車が停めやすい車室番号の、駐車料金が同じ設定であるならば、自然な流れとして停めやすい車室番号から先に車が入庫していき、停めにくい車室番号は最後まで空いている傾向になります。
そこで、停めにくい車室番号だけに最大料金を適用する事で料金的なお得感を出し、より優先的に使ってもらうことを狙っているのです。
料金看板に最大料金の記載がある場合でも表示内容をよく確認し、全ての車室番号に最大料金が適用されるのか、自分が停めている車室番号には最大料金が適用されるのかといった点も確認すると、勘違いやトラブルを避けることが出来ます。

