このような疑問に、プロボックス・サクシード歴11年目の筆者がお答えします。
自動車税が安い

プロボックス・サクシードの自動車税は、乗用車と比べて大幅に安いです。
プロボックス・サクシードは貨物車のため、税金面で優遇されている為です。
プロボックス・サクシードの自動車税は、同じクラスの乗用車に比べて大幅に安く、年14300円です。
例えば、プロボックス・サクシードと同じクラスの排気量1500ccの乗用車を比べてみると、年39500円と2倍以上の金額になっています。
プロボックス・サクシードの自動車税は、同じクラスの乗用車と比べておよそ半分以下で済みますので、とても大きなメリットと言えます。
燃費も想像以上に良い

プロボックス・サクシードの燃費は、同じクラスの乗用車と比べても遜色なく、良好だと言えます。
プロボックス・サクシードは商用車なので、業務に使われることを想定して造られており、燃費も重視して設計されています。
プロボックスは最大積載量が400kgの貨物車で、重たい荷物を積む可能性もあるのでトランスミッションのギア比はクロスぎみとなっています。
なので、乗用車と比べて燃費の面では不利なはずですが、私が乗っている限りでは燃費はそれなりに良好です。
過去の平均燃費から言うと、16km/lくらいは走るイメージです。
荷物がたくさん積める
プロボックス・サクシードは商用車なので、荷物もたくさん積めるように設計されています。
荷室寸法が広いこともあるのですが、車の形状がスクエア(四角)なので、想像以上に荷物を積むことができます。
また、最大積載量も400kgまでとなっており、重量物でも積むことが出来ます。
荷物が多くなりがちな、キャンプなどのアウトドアでも、プロボックス・サクシードのメリットを活かせると思います。
ちなみに筆者は過去に、プロボックスに2人掛けのソファーや洗濯機、冷蔵庫などを積んだことがあります。
耐久性が高い

プロボックス・サクシードは商用車なので、耐久性を重視して設計されています。
乗用車と比べて、商用車は使用環境が過酷になりがちです。
仕事で毎日使うと走行距離も多くなり、不特定多数の人が運転すると使い方も荒くなりがちです。
また、メンテナンスに要するコストに関しても、企業は経費として見るため厳しく、必要最低限のメンテナンスでハードに使われることが想定されます。
そのような環境で、直ぐに故障が発生してしまうようでは、トヨタブランドの信用に関わってしまいます。
部品代が安い

プロボックス・サクシードは部品代も安いことが多いです。
コンパクトカーのヴィッツを基本的なベースとしていることや、販売台数が多いことが要因です。
販売している台数が膨大な数になるため、部品の需要も多く、中古部品も多く市場に出回るため、部品価格は下落傾向になります。
例えば、純正サイズのタイヤであれば、新品でも1本数千円~1万円しないくらいで買えることが多く、商用車用のタイヤは耐摩耗性も高いので、タイヤに掛かるトータルコストは安くなります。
また、プロボックスのベースはコンパクトカーのヴィッツで、共通部品も多くあるので、部品の調達で苦労することは少ないと思います。
目立たない
プロボックスに乗っていると、街中の風景に溶け込み、いい意味で目立ちません。
プロボックスは非常に多くの台数が街中で走っている為です。
目立つような改造や運転をしない限り、外から見れば商用車以外の何物でもないので、目立ちたくない人にはおすすめです。
あまりにも個性的な車だと、あそこに居たとか、あそこを走っていたとか、言われかねません。
逆に目立ちたい人にとっては、プロボックスの目立ちにくさがデメリットになると思います。
立体駐車場に入る

プロボックス・サクシードは、多くの立体駐車場に入庫出来ます。
車体のサイズが立体駐車場に合わせて設計されており、多くの立体駐車場に入庫出来るサイズになっています。
主に都心部では、タワーパーキングなどの立体駐車場も多く、入庫出来る車体のサイズや重量に制限があるので、車によっては入庫出来ない可能性があります
後期型プロボックス・サクシードの車体サイズは、全長4245mm全幅1690mm全高1525mmとなっており、車体重量も1090kgと軽量なので、年式の古い昔の立体駐車場でも入庫可能なことが多いです。
前期型プロボックス・サクシードもグレードや装備によって若干の差はありますが、車体サイズが、全長4195mm、全幅1690mm、全高1525mmで車体重量が1030kgなので、大体の立体駐車場に入庫可能です。
固めな足回りが良い
プロボックス・サクシードは重い荷物を積む前提で造られていますので、サスペンションなどの足回りが固めのセッティングになっています。
好みがありますが、柔らかすぎない固めな乗り心地が好きな方にはメリットかもしれません。
足回りが固めで、前後にスタビライザーが装着されていることもあり、高速道路では安定性が良く快適に走ることが出来ます。
また、荷物が空の状態よりも、ある程度荷物を積んだほうが、固い足回りとのバランスが取れて乗り心地が良いです。
前期型のプロボックスは、どちらかと言うとトラックに近い乗り心地で、後期型になると、乗用車に近い乗り心地だと筆者は感じました。