このような疑問に、コインパーキング業界に在籍して15年以上になる筆者がお答えします。
コインパーキングでお釣りが出ない時の対処法
コインパーキングで出てくるはずのお釣りが出てこなかったら、驚きますしイラっとしますよね。
たとえ100円でも、返してもらいたくなるのが人情です。
お釣りが出てこない原因は様々ですが、ここではコインパーキングでお釣りが出なかった時の対処法をご紹介します。
最初の対処法を間違えると、最悪の場合は出てこなかったお釣りが返ってこなくなる可能性もあるので注意が必要です。
また、可能性としては低いですが、利用者の勘違いによって、お釣りが出ないトラブルが発生することもあります。
返却ボタン操作と返却口の再確認をする
お釣りが出ない時は、返却ボタン操作と返却口を再確認してみましょう。
返却ボタンを操作したり、返却口を再確認することで、お釣りが出なかったトラブルが解決する可能性があります。
精算機には返却ボタンと呼ばれるボタンが付いている事が多く、一度入れた硬貨が経路の途中で詰まってしまった場合などに、返却ボタンを押すことで硬貨を返却口に戻すことが出来ます。
釣銭が出ない原因として、入れた硬貨が途中で詰まっているケースもありますので、一度返却ボタンを操作してみましょう。
また、返却口にお釣りが払い出されていても、見えにくいところに硬貨があり、お釣りが出なかったと誤解することもありますので、返却口を再度よく確認してみましょう。
そもそも精算した番号と金額が合っているか確認
精算した番号と金額が合っているか確認しましょう。
精算する番号が違えば料金も違う可能性があり、お釣りが出なかったと誤解している可能性があるからです。
特に隣同士の番号は隣接しているので間違いやすく、順番で番号が振ってあっても４は不吉なので使われていないケースがあるなど、間違えやすい状況も考えられます。
また、６と９は逆さまに見ると同じなので、番号の中でも特に間違えやすく、注意が必要です。
いつも利用しているコインパーキングで、いつもと同じシーン(同じ時間帯、同じ料金)で精算している場合は、番号間違いからお釣りが出ない勘違いが起こりやすいです。
管理会社に電話しましょう
ここまで全て再確認して、それでも間違いなくお釣りが出なかった場合は、管理会社に電話しましょう。
コインパーキングは基本的に無人管理なので、トラブルの際は管理会社に電話して解決するしか方法がありません。
管理会社や警備会社など、緊急の連絡先は精算機や料金看板など、コインパーキングのどこかに必ず書いてありますので、探してみて下さい。
電話をすることで、出なかったお釣りの返金対応や、遠隔での状況確認、場合によっては警備員の急行など、何かしらの対応をしてもらえると思います。
お釣りが出なかったことに対しては、利用者に過失が無い場合がほとんどなので、なぜわざわざ電話しなければならないのか？とお考えになるかもしれませんが、コインパーキングは基本的に無人である以上、緊急連絡先に電話をすることが、トラブル解決への第一歩であることもまた紛れもない事実です。
お釣りが出ない主な原因
では、なぜコインパーキングの精算機でお釣りが出ないトラブルが発生するのでしょうか？
お釣りが出ないトラブルには、必ず原因があります。
原因が分かれば、お釣りが出てこなくてもやもやした気持ちも少しはやわらぐと思います。
また、お釣りが出ないトラブルの原因として、よくある事例を知っておくことで、緊急連絡先に電話した際にも話しがしやすいと思います。
機械的なことや、物理的なことが原因のケースが大半ですが、まれに利用者側にも原因があるケースもあるので、その点も解説しています。
釣銭切れが起こっている
お釣りが出ない原因として最も多いのが、釣銭切れです。
お釣りとして払い出すべき硬貨が不足していれば、お釣りが出てこないのも当然と言えば当然です。
お釣りの払い出しは、毎日同じように払い出されるのではなく、精算状況によって刻々変化します。
例えば、コインパーキングを利用される方が全員紙幣で精算された場合は、釣銭切れがすぐに起こります。
また、最大料金が600円や700円など、紙幣を使用された場合、釣銭が多く出る料金設定の場合も、釣銭切れが起こりやすいコインパーキングであると言えます。
硬貨詰まりを起こしている
お釣りが出ない原因として、硬貨詰まりを起こしていることも考えられます。
精算機の中には、硬貨を読み取り選別する機械があり、稀にその機械の中で硬貨が詰まってしまうことがあります。
例えば、精算機に硬貨を入れる際に、パチスロ台のように素早く連続して入れると、機械の中で硬貨詰まりを起こす可能性が高まります。
精算機によっては、硬貨は1枚づつゆっくり入れて下さいと注意書きをしているケースもあります。
特に急いでいる時は、硬貨を素早く入れてしまいがちですが、それが原因で硬貨詰まりのトラブルが発生すると、余計に時間をロスしてしまいます。
料金の見間違いをしている
精算する料金の見間違いをしているケースもあります。
実際の料金に対して入れたお金が不足していれば、お釣りは出なくて当然です。
特に直射日光や表示部分の劣化などで料金表示が見えにくくなっている場合は、料金の見間違いが起こりやすいです。
また、いつも使っているコインパーキングで、いつも同じ金額で精算している場合、利用時間の違いや料金変更などで精算すべき金額が変わっていても気付かないこともあります。
人は勘違いや間違いは必ずする生き物なので、再度駐車料金と入れたお金に間違いはないか確認してみましょう。
入れた硬貨を間違えている
コインパーキングの利用者側が、入れた硬貨の種類を間違えている可能性もあります。
特に、急いでいる時や疲れている時は、普段しないような間違いをすることもあります。
例えば、駐車料金が100円で500円玉を入れ、お釣り400円が出なかったという時に、実際に入れたのは500円玉ではなく100円玉で残額が300円残っていた。
それならお釣りが出てこなくて当然ですし、実際にお釣りが出なかったトラブルの原因として、このようなことがあるので注意が必要です。
また、ウソのような話しですが、硬貨と間違えてパチスロのメダルやゲームセンターのメダルを入れていたなんてことも、事実としてあるのです。
