サクシード(プロボックス)に低燃費タイヤを履かせてみた結果

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低燃費タイヤ サクシード

疑問

  • プロボックスやサクシードに低燃費タイヤを装着したらどうなる?
  • 乗り心地やロードノイズは?
  • 燃費は良くなる?

このような疑問に、プロボックス・サクシード歴11年目の筆者がお答えします。

この記事で分かること

  • 今回履かせた低燃費タイヤ
  • 交換後の燃費改善効果
  • 乗り心地やロードノイズ
この記事を書いた人
プロサクの日々

ホンダインテグラタイプRやクラウンなど、中古車7台に乗り、改造や事故などで失敗も多数。
大学で自動車部に所属、車の整備、改造、レーシングカートを経験。
社会人になり、ショップのレース車両でエビス東コースのサーキット走行会や耐久レースにドライバーとして参加。
プロボックス・サクシードは前期型と後期型の両方に乗った経験があり、通算して乗車歴は11年目になります。
後期型サクシード(プロボックス)を仕事とプライベートの両方で乗り、年間走行距離は約18000キロ。セカンドカーはダイハツムーヴカスタム。
コインパーキング業界15年以上のプロフェッショナルでもあり、ガジェットやグルメに関する記事も発信中です。

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今回履かせた低燃費タイヤ

プロボックスに履かせることができる低燃費タイヤは、種類が限られています。

タイヤの種類が、荷物を載せる前提のバンタイヤのためです。

サイズ的には乗用車用のタイヤも履けますが、純正指定がバンタイヤなので、車検時に問題となる可能性があります。

筆者の場合は、ブリジストンとダンロップの低燃費バンタイヤが最後まで候補として残りました。

最終的には、コスパを重視してダンロップの低燃費バンタイヤを選ぶことにしました。

プロボックスに低燃費タイヤを履かせて、はたして効果はあるのか?

ダンロップエナセーブVAN01

今回履かせた低燃費タイヤは、ダンロップのエナセーブVAN01です。

このタイヤを選んだ理由は、検討していたブリジストンと比べて価格が安く、またダンロップというブランドの信頼感もあったためです。

ダンロップとブリジストンを比較すると、バン用の低燃費タイヤで価格がタイヤ1本当たり約3000円ほど違い、4本買うと1万円以上の金額差になります。

あまり安価過ぎる製品も怖いので、ブリジストンより1ランク安いダンロップを選ぶことにしました。

特に雪国のスタッドレスタイヤは、ブリジストンが圧倒的に高いシェアを占めていますが、私の普段走る地域は豪雪地帯ではないので、ダンロップで必要十分だと判断しました。

ダンロップの低燃費タイヤ、エナセーブVAN01をプロボックス(サクシード)に履かせました。

価格

今回購入したダンロップの低燃費タイヤ、エナセーブVAN01の価格は、タイヤ1本あたり約6000円でした。

筆者は楽天市場で購入し、ポイントもたくさん付いたので、実質は5000円を切るくらいで購入できました。

ブリジストンの同じサイズのバン用低燃費タイヤは、1本あたり約10000円していたので、ダンロップはかなり安かったということになります。

この価格差の分、性能や耐久性などに差があるのかもしれませんが、それは乗って使ってみなければはっきりしたことは言えません。

ただ、筆者の場合は以前に乗っていた前期型のサクシード(プロボックス)でも、同じダンロップのエナセーブVAN01を約5年間使用した経験があり、特に不具合など無かったので、今回も安心して購入出来ました。

今回購入したダンロップエナセーブVAN01は、1本あたり約6000円(ポイント付与を考えると実質5000円弱)で購入できました。

サイズ

今回購入したダンロップの低燃費タイヤ、エナセーブVAN01は純正サイズの155/80R14を選びました。

使用環境・燃費・コストを考えて、純正サイズがベストと判断しました。

交換する前に履いていたタイヤは、トーヨータイヤの低燃費タイヤではない夏タイヤで、同じく純正サイズだったので、低燃費タイヤと普通の夏タイヤとの燃費比較ができそうです。

後期型のプロボックス・サクシードの純正タイヤサイズは、幅が155という極細サイズで、今時の軽自動車よりも細いくらいです。

おそらく燃費性能を重視して、転がり抵抗の小さい幅の細いタイヤを採用しているのだと思います。

低燃費タイヤと普通のタイヤ、同じサイズで一体どれほどの違いがあるのか楽しみです。

交換後の燃費改善効果

ここでは、低燃費タイヤへ交換前と交換後で燃費比較をしたいと思います。

タイヤ単品で燃費にどれだけの影響があるのか気になります。

低燃費タイヤは、タイヤ自体のゴムの変形を抑えて、より真円に近い状態で転がることで抵抗を減らしています。

また、タイヤが変形すると、熱エネルギーが発生して損失となるため、その点でもロスを少なくしているようです。

筆者も今まで数台の車に低燃費タイヤを履かせた経験がありますが、交換後の走りはじめから転がり抵抗の低さを体感でき、燃費についても僅かながら向上した経験があります。

プロボックスのような車なら、たとえ僅かな燃費向上であっても、距離を走ることが多いので、十分元はとれると思います。

交換前の夏タイヤとの比較

交換前の夏タイヤと比較すると、低燃費タイヤに交換後は平均燃費が0.5キロほど向上しました。

比較対照は、中古車で購入時に履いていたトーヨーのバン用夏タイヤで、残り山は5分山ほどの使用感のあるタイヤとなります。

交換前に履いていたトーヨーのタイヤは、低燃費タイヤではなく耐磨耗性能に優れたロングライフタイプで、山も5分山程度に減っていました。

平均燃費で0.5キロの向上は、数字としては僅かなものですが、信号待ちからのスタート時や、アクセルを離した時の転がる感じは、低燃費タイヤのほうが圧倒的に高いです。

また、どのような使用環境においても、燃費向上率が0.5キロを下回ることはなかったことも補足しておきます。

また、ロードノイズも低燃費タイヤのほうが静かに感じましたが、これはタイヤ自体が新品でゴムが柔らかいのが要因かもしれません。

スタッドレスタイヤとの比較

スタッドレスタイヤと低燃費タイヤを比較すると、低燃費タイヤのほうが明らかに車の動きが軽く、転がり抵抗の低さが感じられました。

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路のグリップ力を確保する為、タイヤのトレッドパターンやゴムの柔らかさが夏タイヤとは全く異なり、転がり抵抗が大きくなるので、この結果は当然です。

タイヤの性格が違い過ぎて、あまりフェアな比較ではありませんが、スタッドレスタイヤと低燃費タイヤを燃費面で比較すると、平均燃費でおよそ1キロほども違います。

平均燃費の差では1キロですが、冬はあまりエアコンを使わず、夏はエアコンをよく使うので、実質は1キロ以上の効果がありそうです。

よく夏でもスタッドレスタイヤを履いている車を見かけることがありますが、燃費面ではデメリットが多いように思います。

スタッドレスタイヤと低燃費タイヤを比較すると、低燃費タイヤのほうが明らかに車の動きが軽く、転がり抵抗の低さが感じられました。

乗り心地やロードノイズ

では、低燃費タイヤが燃費面では効果があるとして、乗り心地やロードノイズはどうでしょうか?

タイヤの性能は、燃費だけではありません。

筆者が今まで履いてきた低燃費タイヤの感想としては、乗り心地は他のタイヤとほとんど変わらず、ロードノイズもプレミアムタイヤと比較すると確かにうるさいですが、そこまでひどくありません。

燃費の向上はそこまで大きくはないので、わざわざコストをかけて交換するほどのことは無いと思います。

ただ、古くて磨耗したタイヤを交換するのなら、どうせなら低燃費タイヤにしたほうがコスト面でのメリットはあります。

グリップ力や乗り心地、静粛性にこだわる方には、低燃費タイヤはあまりおすすめできません。

乗り心地

中古車として購入した時から履いていた、古く磨耗したトーヨータイヤのバンタイヤと比較すると、低燃費タイヤに交換後は明らかに乗り心地が良くなりました。

ダンロップエナセーブVAN01は、新品で購入したので新しく、ゴムがまだ柔らかいので乗り心地が良くなったのかも知れません。

タイヤは年数が経ってくるとゴムが固くなるので、乗り心地は悪くなる傾向になります。

低燃費タイヤに限らず、タイヤを新品に変えることで乗り心地が良くなることがあります。

元々が小型貨物車なので、乗り心地はあまり良くはありませんが、それでもタイヤが新品になると乗り心地が良くなるのを体感出来ました。

仕事で長時間乗るので、少しでも乗り心地が良くなると身体への負担が違います。

ロードノイズ

低燃費タイヤのロードノイズは、スタッドレスタイヤと比較すると圧倒的に静かで、古い夏タイヤと比較しても静かになりました。

今回購入したダンロップエナセーブVAN01は、新品で購入したのでゴムが柔らかく、その点でロードノイズに関しては有利だったのかも知れません。

スタッドレスタイヤは、元々トレッドパターンのロードノイズが大きいタイヤなので、低燃費タイヤのほうが圧倒的に静かなのは当然だと思います。

同じ夏タイヤ同士でも、古いタイヤと新しいタイヤでロードノイズに差があり、少し驚きました。

低燃費タイヤは転がり抵抗が低いので、ロードノイズの面でも良い影響があるのかも知れません。

低燃費タイヤは、元々が燃費性能を重視したタイヤで、快適性や静粛性は犠牲になっている部分はあるので、高級車に採用されるようなプレミアムタイヤと比較すると、ロードノイズはうるさいです。